第6章 創造工学、創造技法


創造する機能を工学として、法として捉えてみよう。
ピンチになると生命を助ける為にアイデアをだす脳の働きは、どのような仕組みになっているのだろう。
テーマXに対してヒントYを右脳に蓄積されているイメージデータを走査、スキャニングして役に立つデータを見つける。
この見つける脳はどんな働きをしているのでしょう。
直観とはどんな働きをしているのでしょう。 
そのメカニズムを解明したのが中山正和先生です。
その方法を名前の頭文字よりNM法と呼びます。

 1.テーマXとヒントYとの関係、Analogy ?

  テーマXの解決に役に立つデータYを右脳より走査して見つける機能。
  プログラムは一つ、Analogy(似たもの、類比、類似)の関係にある。

 2.Analogyの例 
  (1) ヘリコプター と ヒント 竹とんぼ
  (2) レーダ と ヒント 蝙蝠(こうもり)
  (3) タイヤ と ヒント サッカーボール
  (4) 新幹線の消音装置 と ヒント しま梟(ふくろう)

 3.NM法のステップ
  (1) KW・・・Key Word の略
       テーマを抽象化する。
       動詞又は形容詞で

  (2) QA・・・Question Analogy 
      例えば○○のように。
      図解せよ。
  (3) QB・・・Question Buckground
      そこでは何が起きているか。
  (4) QC・・・Question Conception
      着想、ヒント。
      それが(QB)テーマの解決に何か役にたたないか、又は暗示してないか。
  (5) QD・・・Question Abuduction
      QCで数多く出て来たヒントの中より光るものを選出し、更に組み合わせ、練り上げていく。

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