第4章 創造する条件


 1.基礎


 その1 観察力(観の目、心眼、六眼)

  (1) 密眼、精密にものを観る目
  (2) 莫眼、創造の目、異質結合
  (3) 童眼、目標に向って上手くやるためにどうするかのみ考える
  (4) 洞眼、予想もしない変化、現象を取り上げ探求する
  (5) 自在眼、物事を固定しないでいろいろな角度で見る目
  (6) 慈眼、自分の心を大切にするように、他の人の心も大切

       莫眼、異質結合  ブル=ブルドーザー

 その2 脳のモデル


  ・x=ビックバン、宇宙の基(150億年、または137億年)
  ・脳幹=命、生命の座、創造する働き、無意識
  ・辺縁系=スキンシップ、土台、潜在意識、刷り込み
  ・新皮質=記憶室、左の室(ことば)右の室〔イメージ〕
  ・前頭連合野=理性、論理、知識、分析、ロジカル

 その3 創造する脳のメカニズム

  生命が危なくなると、脳幹自ら働いて右脳(面積5倍強、イメージデータ量100万倍対左脳)を1秒間に光の速度
  とほぼ同じ、1秒間に30万キロメータの速度で走査、スキャニングする、又は直接観る=直観。この作用を創造、
  ひらめきと呼ぶ。

  それによって創出された答えをアイデア、知恵と言う。

  しかし現代の多くの人にとってこの行いは、やっては危険、試みてはならない。
  やって良い者は、生命体が強烈に強い人か、または好きで好きで大変な集中力を続けることが出来る人。過去の発明は
  変人、奇人と称される人達が80%しめている。

  その他の人は日頃より創造する能力を開発していた。

 その4 創造性開発

  1.古来の文化
    俳句、川柳、なぞかけ、短歌、和歌。 とんち(イメージ結合)
  2.知恵の出る場所
    風呂の中、布団の中、トイレの中、自然を散策中、自宅の机でぽけーっとしている時、お寺、一人で教会で座って
    居る時、飲み屋
  3.好き
    好きこそものの上手なり
  4.呼吸法
    無意識の脳幹を意識的に刺激して活性化する
    仏教、仏法、密教、長唄、小唄、民謡、詩吟、謡
    禅、般若心経 等
  5.道・・心を磨く
    茶道、華道、柔道、剣道、弓道、合気道
  6.子供のころの訓練
    火と刃物を使って工夫した
    竹馬、竹とんぼ、鉄砲、釣竿、泥んこ遊び、積み木、おりがみ
    (しかし今大人が作ってあたえている)

  その5 創造のプロセス
   二つある
    A:1.分析−2.ピンチ−3.一休み−4.発想
    B:2.発想−1.分析

  (1) 分析……帰納法、演繹法、論理、左脳
  (2) ピンチ…窮、切羽、方法手段が全くない生か死の瀬戸際
  (3) 一休み…一休み一休み、左脳の働きがとまる、過去の考え方が働いてない。固定観念が切れる
  (4) 発想……インスピレーション、アイデア、仮説、閃き

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